◆22番(友清尚昭君) 私は
市議会公明党を代表して討論を行います。請願第3号これ以上の
国民健康保険料(税)の
引き上げを止め、
滞納者への
資格証明書の発行や
短期保険証の交付をやめることを求める請願について
教育厚生常任委員会委員長の報告のとおり不採択としたことに賛成の討論を行います。 年間5から6%の
右肩上がりの
経済成長下では、国民の
医療費の伸びに対する改革を求めながらも、比較的問題になることなく推移をしてきました。しかし、
バブル崩壊後
経済成長が低迷する状況にあって、依然として
医療費の伸びは数%では、
医療保険の破綻を待つしかありません。
国民健康保険の
保険料引き上げをやめることは、現在の
経済状況から考えて
国民保険加入者のすべてが願うことであり、市長以下
担当職員の大きな願いでもあります。私たちもそうなるのであれば一番にもろ手を挙げて賛成をします。しかし、
医療保険の現状と一層進む少子・
高齢化などを考えるならば、
請願一つひとつの指摘には賛同できません。賛同すれば、国民皆
保険制度の一翼を担う
国民健康保険の破綻を招くことが明らかであるからであります。
医療費の適正化と
抑制対策は早くから叫ばれ、国もその
取り組みを始めています。国は
医療費の抑制の一つの
取り組みとして
薬価差益の解消に努めてきました。
薬価差益とは、病院に納入される薬の値段と病院が
医療保険請求する薬の値段の開きで、薬を多く使うほど差額が利益として病院に入ることです。10年前には、その差益が1兆円を超えていると言われていました。この
薬価差益の解消のために平成2年から7度にわたって薬価の見直しが行われています。 また、
社会的入院や
高齢化が進む中、医療と介護のあり方を確かなものにしようと、昨年から
介護保険制度も始まりました。先月の
参議院予算委員会で、
坂口厚生労働大臣は、ドイツには予防に1ドル使って
医療費を3ドル節約する言葉がある、日本もこの姿勢を学ぶべきと述べられ、
治療中心から予防に力点を置き、
医療費削減を図る姿勢を明らかにしています。
ハンセン病訴訟断念の直後、
小泉総理から
坂口大臣に、次は
医療改革だから頼みますぞと発言しています。そこにも国の
医療保険に対する健全で持続への決意がうかがえると考えるものであります。
国民健康保険の
保険者である
近江八幡市は、新国保3%運動の達成を目指して精力的に取り組んでいます。 1つは、
収納率向上対策です。保険である以上、その生命線は
保険料の収納100%を目指すことであります。
国民健康保険運営協議会にあって、毎回のように各委員さんからは、
保険料の100%を目指すよう厳しい指摘があります。担当もその認識に立たれて努力をされているものと思います。 2つには、
医療費適正化対策です。
レセプト点検の強化、
第三者行為に対する厳しいチェック、
医療費通知による被
保険者への意識の啓発など、積極的な
取り組みがなされております。 3つには、
保健事業です。自分の健康は自分で守るを目標に、保健、医療、福祉の連携であります。市は一昨年12月、市民や医療、保健などの専門家による
策定委員会と、
ワーキング部会を設置する一方で、市民の
健康状態や健康への意識を把握するためのアンケートを実施するなど協議を重ねられ、健康はちまん21プランを作成されました。人がやさしく支え合い、健康で生き生きと暮らせるまちを目指しています。 今年度からは、
成人病検診を満18歳以上まで拡大し、
生活習慣病検診と名称変更し、市民の健康に対する意識の向上と予防に力点を置いた
取り組みを進めています。さらに、世界的な
スポーツイベント、
チャレンジデーに
近江八幡市として初めて参加しています。この参加は、市民が
スポーツなど通して
健康づくりのきっかけを願ってのものであります。 必要なときは必要な治療は当然でありますが、医療を受ける側の
コスト意識も大変重要であります。ある市の
国民健康保険担当者の率直な思いですが、
経済状況を反映して被
保険者の
基準所得が
減少傾向にある反面、離職などによる
加入者がふえる一方で、
老人医療費等の大幅な増加により、
国保財政は逼迫し
保険料率を上げざるを得ない状況と述べています。 本市にあっても同じ状況が言えると思います。改革と工夫を重ねる
医療費抑制に努めても、
高齢化が進めば
医療費の増加は避けることはできません。現在、30兆円を超える
医療費も平成37年には81兆円と言われています。
保険料の
引き上げができないのならば、公費によるか、
窓口負担をふやすしかありません。
一般会計からの繰り入れとなれば、他の
医療保険加入者から不公平だと非難を受けることになります。また、国に負担を求めれば、その財源をどうするかしっかりとした議論をしなければなりません。 次に、
資格証明書の発行や
短期保険証の交付をやめること、減額や免除をとの指摘がありますが、
短期保険証や
資格証明書は
医療保険の基盤となる
保険料を確保する一つの手段としてあるもので、それが目的ではありません。
保険料を滞納し、行政のたび重なる督促にもかかわらず、何の連絡もなく滞納されている方に無条件で正規の
保険証を交付することは、納期限までに
保険料を納付されている大部分の方との公平性に問題が生じることになります。
保険料を納付しているから生活にゆとりがあるとは言えません。厳しい
社会状況の中にあって、
加入者としての責任から毎日の生活を切りつめ納付されている方も多数あると思います。
保険制度は
相互扶助の精神があって初めて成り立つことを自覚されてのことであります。 景気の先行きが不透明で景気の落ち込みが予想される中で、
保険料納付ができない場合も当然あります。その場合は、担当の窓口で
納付相談を受けることです。
納付猶予や分納など現状の
生活状況に合った
納付方法を相談されることであります。この手順を守ってさえいただければ、
資格証明書や
短期保険証を発行されることはありません。 また、
国民健康保険の
保険料は、
家族状況と所得に応じて計算されることから、一般の
火災保険や
自動車保険のように同じ条件であれば同じ
保険料ではありません。特に低
所得者に配慮された制度となっています。今年度からは7割、5割、2割軽減の制度も取り入れられることになりました。その上、災害に遭われた
加入者等に対しては、
減免措置もあります。一般の
保険制度と違い、
加入者に配慮された制度となっています。 以上のことから
国民健康保険制度の永続的、
持続的運営を強く願う立場から、請願第3号を不採択とした
委員長報告に賛成するものであります。議員の
皆さんの御賛同をよろしくお願い申し上げます。
○議長(辻恪君) 以上で討論を終わり、これより採決します。 まず、議第61号(1)及び(2)の2件を一括採決します。 お諮りします。 議第61
号専決処分の承認を求めることについて、(1)平成13年度
近江八幡市
と畜場特別会計補正予算(第1号)、(2)平成13年度
近江八幡市
老人保健事業特別会計補正予算(第1号)、以上2件は
環境経済及び
教育厚生の各
常任委員会の
審査報告のとおり、原案を承認することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(辻恪君) 異議なしと認めます。よって、議第61号(1)及び(2)の2件は原案を承認することに決しました。 次に、議第62号を採決します。 お諮りします。 議第62号平成13年度
近江八幡市
病院事業会計補正予算(第1号)は、
建設病院常任委員会の
審査報告のとおり原案を可決することに異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(辻恪君) 異議なしと認めます。よって、議第62号は原案を可決することに決しました。 次に、議第63号から議第67号までの5件を一括採決します。 議第63
号近江八幡市税条例の一部を改正する条例の制定について、議第64
号近江八幡市立幼稚園の
幼稚園医、
幼稚園歯科医及び
幼稚園薬剤師の
公務災害補償に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議第65
号近江八幡市
自転車等の放置の防止に関する条例の制定について、議第66
号近江八幡市
非常勤消防団員に係る
退職報償金の支給に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議第67
号近江八幡市
消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例の制定について、以上5件は総務、
教育厚生及び
建設病院の各
常任委員会の
審査報告のとおり原案を可決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(辻恪君) 異議なしと認めます。よって、議第63号から議第67号までの5件は原案を可決することに決しました。 次に、議第68号を採決します。 お諮りします。 議第68
号和解契約の締結及び
損害賠償額の決定につき議決を求めることについては、
建設病院常任委員会の
審査報告のとおり原案を可決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(辻恪君) 異議なしと認めます。よって、議第68号は原案を可決することに決しました。 次に、議第69号を起立により採決します。 お諮りします。 議第69号財産区
管理委員の選任につき同意を求めることについては、原案に同意することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔
起立全員〕
○議長(辻恪君) お座りください。
起立全員と認めます。よって、議第69号は原案に同意することに決しました。 次に、請願を採決します。 請願第3号を起立により採決します。 お諮りします。 請願第3号これ以上の
国民健康保険料(税)の
引き上げを止め、
滞納者への
資格証明書の発行や
短期保険証の交付をやめることを求める請願は、
教育厚生常任委員会の
審査報告のとおり不採択とすることに賛成の諸君の起立を求めます。 〔起立多数〕
○議長(辻恪君) お座りください。起立多数と認めます。よって、請願第3号は不採択とすることに決しました。
~~~~~~~~~~~
△日程第4 議案の上程(
提案理由説明) 議第70号、議第71号
○議長(辻恪君) 次に、日程第4、議案の上程を行います。 議第70号及び議第71号の2件を一括上程し、件名を
事務局から朗読させます。
議会事務局長岡田義樹君。
◎
事務局長(
岡田義樹君) 朗読いたします。 平成13年第2回(6月)
近江八幡市議会定例会追加提出議案書議第70号 平成13年度
近江八幡市
一般会計補正予算(第1号)議第71号
八幡会館改築工事(
建築工事)
請負契約の締結につき議決を求めることについて 以上であります。
○議長(辻恪君) それでは、
提案理由の説明を求めます。
市長川端五兵衞君。 〔市長 川端五兵衞君 登壇〕
◎市長(川端五兵衞君)
皆さん、おはようございます。 本日提案いたします議案について御説明申し上げます。 議第70号平成13年度
近江八幡市
一般会計補正予算(第1号)につきましては、
歳入歳出それぞれに6,100万円を追加いたしまして、
予算総額を191億2,100万円とさせていただくものでございます。 この内容につきましては、
大阪教育大学附属池田小学校での
乱入殺傷事件を契機に、市内の
教育施設、
児童福祉施設の
危機管理体制を整備するため、民生費、
教育費に警備のための経費や児童・生徒への
防犯ブザーの配布、
防犯カメラの購入などに要する経費を追加させていただくものであります。これによりまして、警備には万全を期すとは言いがたいものがございますが、現時点での対応策として提案をさせていただくものでございます。これらの財源につきましては、市税をもって充当いたすものであります。 続きまして、議第71
号八幡会館改築工事請負契約の締結につき議決を求めることにつきましては、
八幡会館改築工事を施工するに当たりまして、このほど8社によります
指名競争入札を実施いたしましたところ、
株式会社秋村組が1億6,905万円で落札いたしましたので、条例の定めるところによりまして議決を求めるものでございます。 以上、追加いたしました2議案につきましてよろしく御審議いただき、御可決賜りますようお願いいたします。 以上であります。終わります。ありがとうございました。
○議長(辻恪君) 以上で
提案理由の説明は終わりました。 それでは、ただいま上程しました議第70号及び議第71号の2件について質疑のある方は、後刻休憩中に
事務局へ
発言通告をお願いします。 休憩します。 午前10時20分 休憩
~~~~~~~~~~~ 午前10時36分 再開
○議長(辻恪君) 再開します。
~~~~~~~~~~~
△日程第5 質疑
○議長(辻恪君) それでは、日程第5、質疑に入ります。 1名から
発言通告がありますので、これを許します。 それでは、19番西居勉君の発言を許します。 19番西居勉君。 〔19番 西居 勉君 登壇〕
◆19番(西居勉君) 議長のお許しをいただきましたんで、新しい風を代表いたしまして、質疑を行いたいと思います。 まず最初に、議第70号平成13年度
近江八幡市
一般会計補正予算(第1号)についてでございますが、今般の事件に対しましては、国民は非常に痛ましいそういった事故に対して憤りを覚えてる、こんな感じでございますし、昨日は東京都の杉並区の私立幼稚園、高千穂幼稚園でも女性が、まだ犯人は判明をいたしておりませんが、それに類似した事件が起こってる、このように報道をされております。本当に私たちは児童の安全確保について、あるいは
危機管理体制について早急に取り組まなくてならない、こんなことを意を強くしているところでございますし、当局におかれましては速やかに今回補正予算として条例提案を、予算の提案をされたところでございます。そのことにつきましては敬意を表したいと思います。 その中で、今回の大きな対応策としてガードマンの警備による安全確保あるいは施設の一部修繕、さらには
防犯カメラの設置、あるいは児童あるいは教職員に対して
防犯ブザーの貸与、そういったことが大きな柱として予算を設定をされました。いろいろ短期間の中でございますから、どういった方法が万全であるかということは、これからいろいろ議論を待たなくてはならない、このように思うところでございます。 しかし、当面こういった対応策について、いかに地域の住民の
皆さんに啓発を行うかということが大きな課題であろうと思いますし、急務であろうというぐあいに思っております。 そこで、質問の第1点目は、先ほど予算の説明の中でもありましたように、民間の教育機関さらには保育所の施設、そういったものに対して、公の方はこういった対応策を早急に実施していただくわけでございますが、民間についてどのような対応策をしていただくのか、そういったことを
近江八幡市としてどのように連携をし、指導をし、やっていこうとされるのか、具体的にお聞かせをいただきたいと思います。 第2点目は、いろんな施設整備なり、いろんな対応策をやっても、やはりお一人でも多くの市民の
皆さんがそういったことに関心を持って注目をするかということが、私は最も大事ではないかな、このように考えるものでございます。そういう意味で、市民あるいは関係機関との協調について今後どのように対応されていこうとするのか、その辺についてお聞かせをいただきたいと思います。 次に、議第71
号八幡会館改築工事請負契約の締結につき議決を求めることについてでございますが、先ほど提案説明の中で、入札方法につきましては8社で
指名競争入札をやった、こういうことでございますが、8社のうち市内業者あるいは準市内業者、その辺の区分があればお聞かせをいただきたいと思います。 2点目には、今回の契約は
建築工事、いわゆる本体工事が入札行為として議案提案をされました。ほかの電気設備とかあるいは厨房関係、そういったものは分離発注という形になっているというぐあいに仄聞をいたしております。いろいろ事業の内容っちゅうんですか、そういったものによっては一括発注あるいは分離発注、その時々の状況によって指名審査会で決定をされているように仄聞をいたしておりますが、今後一括発注と分離発注の選択の仕方について、どのような基準というんですか、考え方によってそのようなものを取捨選択をしていくのか、その辺の考え方についてお聞かせをいただきたいと思います。 また、今回八幡会館の改修工事で、施設の概要、1億六千数百万円の建築物をやるわけでございますが、その施設の概要と、さらにはその施設を有効的に活用するために具体的な施設を活用してどのような
取り組みをしようという一つの目的、そういったものについて現在わかる範疇でお聞かせをいただきたいと思います。 以上でございます。
○議長(辻恪君) 当局の回答を求めます。 助役岡田三正君。 〔助役 岡田三正君 登壇〕
◎助役(岡田三正君) 西居議員の御質問のうち、八幡会館の入札にかかわりましての御質問に対しましてお答えをさせていただきます。 まず、八幡会館の入札に応札をした業者の数でございますけれども、それの内訳でございますけれども、市内に本社を有します
建築工事の指名登録業者の中からAランクに位置をいたしております業者3社と、次に本社は市外でございますが
近江八幡市内に営業所を有しております指名登録業者、これを準市内業者というふうに言うているところでございます。この準市内業者から5社を選定をいたしました。合わせて8社で行ったところでございます。 次に、分離発注の考え方等でございますけれども、今回は議員も御指摘のとおり本体工事、また電気設備工事、機械設備工事の3つに分離をして発注をさせていただきました。こういった分離発注につきましては、今までからも市内業者の育成を図っていくという視点から取り組んできたところでございます。過去にも桐原保育所、また八幡保育所の増築及び改修につきましても、同様の分離発注を行ってまいりました。
建築工事の分離発注につきましては、基準という部分ではこれといったものを持っているわけではございませんけれども、建物の耐用、また
建築工事の設計金額のある程度大きな部分、そういった部分につきましては、できる限り地元業者さんのそういった発注の機会を与えていこうと、そういうような視点で取り組んでいきたいと、このように思っているところでございますので、御理解をお願いをするものでございます。 以上でございます。
○議長(辻恪君) 当局の回答を求めます。
健康福祉部長佐藤弘明君。 〔
健康福祉部長 佐藤弘明君 登壇〕
◎
健康福祉部長(佐藤弘明君) 御質問のうち民間保育所の対応について、それから関係機関との協調について、この2点についてお答え申し上げたいと思います。 まず1点目の民間保育所等の民間施設への対応でございますが、当然大切なお子様をお預かりしております。ということで、公立、民間によって格差が生じてはいけないと、これがまず基本的な認識でございます。 内容で言いますと、警備員の巡回とかあるいは
防犯ブザーについては、公立、民間同じように今回対応する予定をしております。ただ、
防犯カメラ等の施設面につきましては、実はこの池田小学校の事件があってすぐ、安全確保ということで文書を差し上げました。ということで既に、民間さん独自でスタートしているというところもございますし、それからセキュリティーそれぞれ違いもございます。ということで、一定のもので対応ができないということで、今行っていただいたものを報告いただいて、その報告に基づいて補正をまたお願いをして、補助金で対応をしてまいりたいというふうに考えております。 2点目の関係機関との協調でございますが、実際にそういった施設等の整備をしましても、現実に緊急時に適切な対応ができなければ何にもならないということになります。例えば不審者の情報がある場合にどうするのか。あるいは、不審者の侵入があった場合どうするのか。こういったことを考えますと、やはりマニュアル、そういったものが必要になるかというふうに思っております。 現在、児童家庭課の方で、まず基本的なマニュアルを作成中でございます。それをお示しして、各園で、また地域に合った実情を踏まえて、そのマニュアルを少し変えていただくというそういう作業をしていただこうというふうに考えております。当然、関係機関ですから、あったときには福祉事務所なり警察あるいは考えられるのは保護者会の方、あるいは自治会の方、青少年の育成学区民会議とか公民館とかいろいろ連携をお願いせんならんところがあると思います。そういったことを踏まえてマニュアルづくり、かかってまいりたいと思います。御指摘のように関係機関との協調、非常に大切だと考えておりますので、その方向で進みたいというふうに思っております。 以上でございます。
○議長(辻恪君) 当局の回答を求めます。
人権政策室長中川弥寿夫君。 〔
人権政策室長 中川弥寿夫君 登壇〕
◎
人権政策室長(中川弥寿夫君) 西居議員の質問にお答えさしていただきます。 まず、第1点目ですけども、施設の概要についてでございますが、全体の面積としまして、建物面積、本館部ですけれども、1階、2階合わせまして731.82平米でございます。主な内訳といたしましては、1階部分ですけども、事務室それに相談室、それと廊下、物置等ございます。それと、今回地域福祉事業という形の中でデイサービス事業ということで設けております。その面積が143.96平米と、合わせまして367.82平米ございます。それと、2階部分ですけども、展示コーナー、大会議室、研修室等3室設けております。そのほかに廊下とか便所ございますけれども、364平米でございます。合計で731.82平米。今回特にエレベーターの設置もしております。それと、附属棟といたしましては、物置33平米、自転車が約10.4平米と、あとごみステーション、プロパン等含めまして全体の合計としまして780.04平米でございます。 それと、有効に活用するためにどのような
取り組みをするのかということでございまして、特に隣保館につきましては、平成9年度に法律が変わっております。そういう中で周辺地域を含めた地域社会全体の中で福祉の向上や人権啓発の住民交流の拠点となる開かれたコミュニティーとして、また地域の実態把握や住民相談といった基本的な機能に加え、教養文化活動の充実、地域ボランティアグループとの連携など、地域社会に密着した総合的な活動の展開、さらにはこれらの活動を通じて、日常生活に根差した啓発活動を展開するという、そういう目的で進めております。 特に、今回デイサービス事業につきましては、隣保館の中でうたわれておりますデイサービス事業といいますのは、厚生省の事務次官通達に基づき実施要項が定められている部分でございまして、社会福祉法に定める第2種福祉事業に規定している部分の中で隣保事業の中の一つの事業ということで、老人福祉法に規定しております老人のデイサービス事業とか、身体障害者福祉法に規定しておりますデイサービス事業とは異なりますので、その辺御理解いただきたいと思います。 以上でございます。
○議長(辻恪君) 答弁漏れはありませんか。
教育部長加納隆君。 〔
教育部長 加納 隆君 登壇〕
◎
教育部長(加納隆君) 西居議員の御質問の中で、私立学校での対応についてでありますが、既に警備員を配置されまして、駐車場ですとかグラウンド、施設内の巡回パトロールの強化を図っておられるというふうに聞いております。また、校内にありましては、従来から授業の空き時間のある先生方がパトロールをされております。事件後さらにパトロールを強化をされているということでございます。また、火災報知器等の活用について現在検討されているというふうに聞いております。 今後の対応につきましては、私立保育所等との関連いたしますので、その辺も踏まえて検討してまいりたいというふうに考えております。 次に、関係機関との協調についてでございますが、事件発生後臨時の校・園長会等を緊急に開いたところでございまして、教育現場の安全管理について周知を図ったところでございます。同時に、その席に八幡警察署の安全課からも同席をいただきまして、緊急に対応すべき事項ですとか、さまざまな抑止力はこうであるというようなこと等指導をいただいたところでございます。特に、警察での巡回パトロールの強化も含めましてお願いをいたしておるところでございます。 今後におきましても、警察、少年センター、また社会教育関係団体も含めまして綿密な連携を図りながら児童・生徒の安全確保に向けて取り組んでまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いします。 以上でございます。
○議長(辻恪君) 答弁漏れはありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(辻恪君) 再問はありませんか。 19番西居勉君。 〔19番 西居 勉君 登壇〕
◆19番(西居勉君) 入札の関係でございますが、今日まで市内業者の育成ということで、可能な限り分離発注をしていただきたい。各種業界から議会にも要請が来ております。したがいまして、もちろん事業の内容もろもろを精査されて審査会で決定されるわけでございますが、可能な限りやはり地域の業者が報われるように、今こんな時代でございますから、ほとんど仕事がない、こういう状況でございまして、可能な限り分離発注はできるように、ひとつ今後御留意をいただければありがたい、このように思っております。このことは要望としておきたいと思います。 次に、八幡会館の施設の内容でございますが、今御答弁がありましたように、隣保館の設置運営要項そのものが見直しをされまして、社会福祉事業法に基づいて、この会館を建てると、こういう位置づけで今回建てかえになったわけでございます。 その中に、事業の内容として1項からずっといろいろ明記をされております。その中に、もろもろ地域のコミュニティーの場として差別解消あるいは格差の解消というものに向けて、いろいろ
取り組みをいただくわけでございます。その中に老人福祉法に言う老人居宅介護等事業、老人デイサービス事業または老人短期入所事業及び同法に言う老人デイサービスセンター、もろもろこういったことが法律改正によってつけ加えられたという具合に私は認識をいたしております。 したがって、これからの
高齢化社会の中で非常にその地域も
高齢化が進んでおります。日常、地域の中でコミュニティーをするということになれば、当然高齢者の方がほとんど中心になってくる。こんな状況の中で、今新しくつけ加えられました老人デイサービスセンター、そういった事業が有効に機能するのかどうかという、その辺を私は危惧をいたしておりまして、質問をいたしました。 ですから、先ほど回答の中で、そういった施設も兼ね備えていると、このように御答弁をいただきました。それから、この目的に適した事業展開ができるのかどうか、その点だけお聞かせをいただきたいと思います。 さらに、この件は以上で質問を終わるわけですが、学校の安全対策でございます。
防犯カメラ、そういったものをつけて24時間体制でどうして、24時間というより生徒がいるのは昼の間でございますが、いわゆる一般家庭でも最近はセキュリティー、自動監視装置をつけて安全確保をする。こういうことが非常に一般的な社会に普及をしている、こういう状況にあります。したがって、当然学校なり公共施設につきましてはセキュリティーを取りつけて24時間体制で、財産の保護といった面でいろいろそういうお
取り組みをいただいております。したがって、これからのこういうIT時代に向けて、そういった昼の時間も問わずそういうセキュリティーというものを有効に活用することによって、
防犯カメラというのが有効的な活用ができるんではないかな、こんな気がするわけでございますが、その辺について御見解をいただきたいと思います。 もう一点は、啓発活動、各種関係機関あるいは保護者も市民もひっくるめての協調という中で、私は今社会的に大きくこの問題はクローズアップをされておりまして、国民の
皆さんが大きな関心を寄せておる。そういうときに、いかに
皆さんが児童の安全確保に関心を示すか、あるいは行政が具体的にどういう
取り組みを展開をするのか、この2点に注目が集まっているんではないかな、こんな気がいたします。したがって、行政は、今回この予算が通ればもちろん執行していただくわけでございますが、私は今現在ホットテレビというものを活用して全市民に、児童の安全確保について
近江八幡市の取り組む姿勢、あるいは市民に協力をしてほしい、そういった啓発活動ちゅうのを具体的に展開していただくことが、より効果的ではないかな、こんなぐあいに思っております。したがって、その辺についてお考えがあればお聞かせをいただきたいと思います。 以上です。
○議長(辻恪君) 当局の回答を求めます。
人権政策室長中川弥寿夫君。 〔
人権政策室長 中川弥寿夫君 登壇〕
◎
人権政策室長(中川弥寿夫君) 西居議員の再問にお答えいたしたいと思います。 老人デイサービス事業が機能するのかという、有効に活用できるのかという御質問だろうと思っております。議員も御存じのとおり、先ほどもちょっと答弁さしていただきましたけれども、隣保館におきますデイサービス事業といいますのは、先ほども言いましたように、介護保険法とかその辺の部分の中で
保険料を払ってそれに何するという制度ではございません。そういうことで、地域並びにその近辺の住民の
皆さん方で少しちょっとお年を寄られた、または体の不自由な方等が寄っていただいて、そこで健康器具等を利用していただいて、体力とかその辺をつけていただくという、そういう事業でございまして、その中で調理室等もございます。その中でちょっと3時のおやつとかそういうもんをみんなでつくってみんなが食べながら、いろいろと啓発等といいますか、その辺の部分で取り組んでいただくという事業でもございます。 しかし、同和地区の実態といいますか、その辺の部分の中では
高齢化っちゅうのは今後ますます進むと思っております。そういうことから、また新たな事業といいますか、新たな課題といいますか、その辺も出てこようかと思います。そういう中で隣保館事業として取り組める部分については積極的に取り組んでまいりたいと思っております。 以上でございます。
○議長(辻恪君) 当局の回答を求めます。
教育部長加納隆君。 〔
教育部長 加納 隆君 登壇〕
◎
教育部長(加納隆君) 西居議員のセキュリティーの有効活用についての見解はどうかということでございます。 一昨日も県の方で、学校安全管理連絡会議が緊急に開かれておりまして、緊急要請がまいっているところでございます。その中で、緊急に講じるべき事項、また今後の課題等について指示があったところでございまして、これらについて、危機管理システムの確立ということで、セキュリティーの部分を完備しただけでは物事は済まない。どういった緊急な場合での対応するマニュアルを作成するかということがより重要であろうというふうに考えております。未然防止も含めまして、そういったマニュアルを十分検討いたしまして、周知徹底を図っていかなければならないというふうに考えているところでございます。 また、地域活動の啓発等についてホットテレビを利用した啓発等々やるべきではないかということでございます。 既に各校・園でおきまして、関係者、保護者も含めましてですが、いろんな形で会議を開いていただいておりまして、それぞれの立場で、どういった部分で子どもたちの安全を守るために協力できるかというようなことを考えていただいているところでございます。それらも含めまして、今後におきましても地域の関係団体がたくさんございますが、その方々等を含めまして子どもたちの安全について十分御協力、御支援をいただきたいというふうに思っているところでございます。 この場をおかりして、市民の
皆さん方が、市内の子どもたちが安全に通学できるような、そういった部分での御協力をお願いを申し上げたいというふうに思っております。今後ともよろしくお願い申し上げたいと思います。 以上でございます。
○議長(辻恪君) 答弁漏れはありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(辻恪君) 再々問はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(辻恪君) 以上で19番西居勉君の質疑を終わります。 以上で質疑を終わります。
~~~~~~~~~~~
△日程第6
委員会付託
○議長(辻恪君) 次に、日程第6、
委員会付託に入ります。 それでは、本日上程しました諸案件は、お手元に配付しました議案付託表のとおり所管の各
常任委員会に付託します。 所管の各
常任委員会は直ちに
委員会を開催され、後刻
審査報告を願います。 なお、
総務常任委員会は議長応接室で、
教育厚生常任委員会は第3・4
委員会室で会議されますので、よろしくお願いします。 休憩します。 午前11時9分 休憩
~~~~~~~~~~~ 午後1時5分 再開
○議長(辻恪君) 再開します。
~~~~~~~~~~~
△日程第7
委員会審査報告
○議長(辻恪君) 次に、日程第7、
委員会審査報告に入ります。 各
常任委員会に審査を付託しました諸案件を
一括議題とし、各
常任委員会の
審査報告を求めます。 まず、
総務常任委員会の報告を求めます。 3番
井上伊織君。 〔3番
井上伊織君 登壇〕
◆3番(
井上伊織君) ただいまから
総務常任委員会の
審査報告をいたします。 今
定例会において当
委員会に付託された案件を審査のため先ほど
委員会を開き、当局の説明を求め慎重に審査した結果、次のとおり決しましたので報告いたします。議第70号 平成13年度
近江八幡市
一般会計補正予算(第1号) 第1条
歳入歳出予算の補正のうち歳入全款は、原案を可決すべきものと決しました。 以上で
総務常任委員会の
審査報告を終わります。議員の
皆さんの御賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(辻恪君) 次に、
教育厚生常任委員会の
審査報告を求めます。 12番
福本匡志君。 〔12番
福本匡志君 登壇〕
◆12番(
福本匡志君) ただいまから
教育厚生常任委員会の
審査報告をいたします。 今
定例会において当
委員会に付託された諸案件を審査のため先ほど
委員会を開き、当局の説明を求め慎重に審査した結果、次のとおり決しましたので報告いたします。議第70号 平成13年度
近江八幡市
一般会計補正予算(第1号) 第1条
歳入歳出予算の補正のうち歳出全款は、原案を可決すべきものと決しました。議第71号
八幡会館改築工事(
建築工事)
請負契約の締結につき議決を求めることについては、賛成多数で原案を可決すべきものと決しました。 以上で
教育厚生常任委員会の
審査報告を終わります。議員の
皆さんの御賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(辻恪君) ただいまの
審査報告に対して、質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(辻恪君) 質疑がないようでありますので、以上で
委員会の
審査報告を終わります。 討論のある方は、後刻休憩中に
事務局へ
発言通告をお願いします。 休憩します。 午後1時9分 休憩
~~~~~~~~~~~ 午後1時20分 再開
○議長(辻恪君) 再開します。
~~~~~~~~~~~
△日程第8 討論・採決
○議長(辻恪君) それでは、日程第8、討論・採決に入ります。 討論を行います。 8番
小川廣司君の発言を許します。 8番
小川廣司君。 〔8番
小川廣司君 登壇〕
◆8番(
小川廣司君)
日本共産党を代表して、議第71号
八幡会館改築工事(
建築工事)
請負契約の締結につき議決を求めることについての議案に対し
反対討論を行います。 新しい21世紀が始まっています。今日までの同和事業
取り組みの中で、いつまでも同和、部落でもないと言われるような時代を迎え、特別な同和行政を終結させ、残された課題はすべての市民を対象にした一般対策として取り組んでいく同和行政の終結への展望を市民に具体的に示さなくてはならない時期であります。同和行政が終結しても、同和地区が依然として存続している、あるいは新しい形での同和地区が再生産されているようでは同和行政が本来目標としてきた部落問題、同和地区を継続させないとする趣旨にも反したものとなります。
近江八幡市における同和行政の終結は、市全体のまちづくりを考えることが求められている大事なものであります。今日までの同和地区を聖域として見てきた同和事業が都市構造のゆがみを助長した結果となっており、本来市全体を見て進めなければならないインフラ整備が不均衡なものとなっています。 さて、本議案のとおり八幡会館建設が現施設の建てかえとして進められています。八幡会館がこの地域の隣保館として今日まで果たしてきた役割に留意しつつも、新建設に当たっては、隣保館が社会福祉法の規定に基づいて設置される一般対策事業であるなら、市全体を見て本当に必要な地域に建設すべきであります。今回のように、教育集会所、児童館と既に設備の数でも派遣されている職員の数の点においても他の地域より多いこの地域に建設することは、誤った同和行政を推進し、本市のまちづくりのゆがみを固定化するものとして市民合意を得られるものではありません。 先ほど当局は、同和地域の実態は
高齢化が進み、新たな課題が生じていると答弁されましたが、
高齢化の問題は同和地域だけの問題ではなく、それこそ一般対策事業としての対応が求められています。
教育厚生常任委員会で明らかにされたように、部落問題をいつまでも残すような事業継続がされること、さらには部落解放同盟
近江八幡市協議会の事務所が同施設内に今後も置かれることは、地域のコミュニティーセンターとしての発展に障害となるものであります。 今回のように、同和地区を再生産することになる事業に反対するものです。
議員皆様の御賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(辻恪君) 以上で討論を終わり、これより採決します。 それでは、まず
反対討論のあった案件を採決します。 議第71号を起立により採決します。 お諮りします。 議第71号
八幡会館改築工事(
建築工事)
請負契約の締結につき議決を求めることについては、
教育厚生常任委員会の
審査報告のとおり原案を可決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔起立多数〕
○議長(辻恪君) お座りください。起立多数と認めます。よって、議第71号は原案を可決することに決しました。 次に、
反対討論のない案件を採決します。 それでは、議第70号を採決します。 お諮りします。 議第70号平成13年度
近江八幡市
一般会計補正予算(第1号)は、総務及び
教育厚生の各
常任委員会の
審査報告のとおり原案を可決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(辻恪君) 異議なしと認めます。よって、議第70号は原案を可決することに決しました。 次に、お諮りします。 広域行政特別
委員会、市民病院建設特別
委員会及び斎場整備特別
委員会の各委員長から、
委員会において審査中の事件につき、会議規則の規定に基づき閉会中の継続審査の申し出があります。 各特別
委員会委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続審査に付すことに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(辻恪君) 御異議なしと認めます。よって、特別
委員会委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続審査に付すことに決しました。 以上をもって、本日の日程を全部終了し、本
定例会に付議されました案件はすべて議了されました。 ここで市長からごあいさつをいただきます。
市長川端五兵衞君。 〔市長 川端五兵衞君 登壇〕
◎市長(川端五兵衞君) 閉会に当たりまして、一言御礼のごあいさつを申し上げます。 議員各位におかれましては、去る6月4日に平成13年第2回
定例会を招集させていただきましたところ、提案させていただきました議案につきまして慎重なる御審議をいただき、全案とも原案どおり御承認、御可決を賜りましたこと、まことにありがとうございました。心から厚く御礼を申し上げます。 審議の過程におきまして皆様方から賜りました幾多の御意見、御提言につきましては、これを真摯に受けとめまして、今後の市政の執行に当たり適正、慎重に生かしてまいりたいと存ずる次第でございます。 さて、私は、昨年より職員に施政方針を理解していただくとともに庁内外の現場の状況を直接聞くために、市長と職員のフォーラムという職員との意見交換の場を持たせていただいております。 去る15日と19日には、幼稚園に出向きまして各幼稚園の職員の
皆さんと意見交換の場を持ち、各園の実態や園児の安全性の確保、また保護者の方々が望んでいらっしゃる事柄などについて議論をいたしたところでして、現在の子どもたちは、我々の子どもの時代と違いまして、遊びを初め何もかも大きく変わっているということは御承知のとおりでございます。が、自分の思いが人に伝わらないといったり、いろいろと内面的な課題も大きなことを再確認したようなことでありました。 さらに、直接現場の話を聞かせていただきます中で、子ども以上に保護者の方々、親自身が昔とは違って、それなりに大変子育てという面で自信喪失の方もふえていらっしゃるというふうなことをお聞きいたしまして、大変衝撃を受けたようなことでありました。保護者の方々の教育観あるいは価値観が多様化、あるいは多元化いたしまして、それにおこたえすることの必要性とともに、同時に難しさを再確認をいたした次第です。何よりも子どもたちを地域で支えて、守り育てていくことが重要であるということを実感した次第でありました。 今般の池田小学校の児童殺傷事件に絡み、本年の施政方針の運営に当たりましてスピードと集中を掲げます中で、本日園、学校の安全性の確認、危機管理に対する補正予算を御可決賜りました。当面のできる限りの対策を講じてまいりますが、子どもたちの顔が輝き、安全で健全な学校環境の、あるいはまた教育環境の確保のためには、学校と保護者、地域の
皆さんとの連携が不可欠でありますので、今後とも何とぞ御協力のほどをよろしくお願いを申し上げたいと存じます。 また、この18日に市内の観光地のクリーン活動、ホットタウンクリーン作戦に大阪府の吹田市の片山中学校の2年生の方々約300人が参加してくれました。八幡堀あるいは西の湖、
近江八幡駅周辺などの清掃に、地元の人たちに混じって一緒に汗を流してくれました。片山中学校では、総合学習の一環として近畿の水がめである琵琶湖を抱える滋賀県を深く知ろうと、休暇村でキャンプをしながら清掃活動や自発的な研修に励んでくれました。 さらに、今月29日には世界観光機関、WTOというんですが、それの総会がございまして、それの事業の一環としましてアジア太平洋観光交流センター主催の観光まちづくりセミナーのスタディーツアーが
近江八幡市で行われます。また、10月には国際あきんど会議、これは県が主催されておられるわけですが、その2001年版、11月にはアジア・パシフィック国際会議のエクスカーション等が本市にやってまいります。 本市の豊かな自然とすぐれた環境、歴史文化あるいは人的な風土、これは私たちのまちだけのものではなくて、近畿広くは世界の資源、資産であるということを再確認させてくれるとともに、今後とも広く喧伝をしていきたいという、大きな財産であるということも認識した次第でありました。 あす21日は夏至となります。日増しに暑さが強まってまいりまして、本格的な夏を迎えることになります。議員各位におかれましては、この上とも健康に十分御留意をいただきまして御活躍をお祈り申し上げる次第であります。閉会の御礼とさせていただきます。まことにありがとうございました。
○議長(辻恪君) 閉会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。 6月4日に開会をさせていただきました本
定例会も、議員各位の協力並びに市長を初め御当局の
皆さん方の格別の御協力をいただきまして、ここに無事閉会の運びとなりましたことに対し、厚くお礼を申し上げます。 当局の
皆さん方におかれましては、本
定例会において議員各位が述べられました意見や要望に対しまして特に考慮を払われ、市政執行の上に十分反映されますようお願いを申し上げます。 なお、このたび10年の長きにわたり地方自治行政の発展並びに市民福祉の増進に努められ、栄えある全国市議会議長会並びに滋賀県市議会議長会表彰をお受けになられました小磯正人議員、川上靖子議員、岡田吉裕議員、また、全国市議会議長会から評議員として会務運営に当たられた功績によりまして感謝状と滋賀県市議会議長会からの同会の運営並びに地方自治行政への発展に御尽力をいただきまして感謝状をお受けになられました前議長の相馬学議員、また、同じく滋賀県市議会議長会から感謝状をお受けになられました前副議長の前出幸久議員に対しまして、心からお祝いを申し上げますとともに、今後ますます御活躍いただけるよう期待を申し上げるところでございます。 さて、我が国の社会情勢は、経済を初めあらゆる分野において大変厳しい状況にあります。こうした状況の中で、国民の圧倒的な支持を得て小泉内閣が誕生したところでありますが、今や地方自治行政におきましては国、県の事務事業の権限移譲、また市町村合併の推進を含み、地方分権、地方時代へと変換しつつあります。これらの変化もやはり国における法制化によるものでありまして、今後とも十分に国の動向を洞察する中で市政発展に努めてまいりたいと思っているところであります。 また、去る12日の議会の冒頭で
皆さん方に黙祷をいただいたところでございますが、改めて池田小学校における殺傷事件の被害者の
皆さんの御冥福を心からお祈り申し上げますとともに、本日可決されました本市における学校等の安全対策関係の予算の執行に当たっては万全を期していただきますよう、お願いを申し上げます。 日一日と夏の気配が増してまいりました今日このごろでございますが、議員各位、また市長を初め御当局の
皆さん方には何かと御多忙とは存じますけれども、健康に十分留意をされまして7万市民の幸せ実現のため、なお一層御尽力賜りますようお願いを申し上げます。閉会に当たってごあいさつとさせていただきます。 これをもちまして、平成13年第2回
近江八幡市議会定例会を閉会いたします。
皆さん、本当に御苦労さまでした。ありがとうございました。 午後1時38分 閉会
~~~~~~~~~~~ 会議規則第81条の規定により下記に署名する。 平成13年6月20日
近江八幡市議会議長 辻 恪 署 名 議 員 友 清 尚 昭 署 名 議 員 西 由美子 署 名 議 員 赤 部 豊 尚...